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スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

2008/01/31 09:32
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ ヘレナ・ボナム=カーター
時間:117分
2007年作品 「公式サイト」

語り継がれるイギリスの都市伝説!!
ミュージカルと出血グロテスクが苦手な方は回れ右!!
そんなお話です。

悪徳判事に美しい妻を無理矢理奪われ無実の罪で投獄された若き理髪師。
15年後、スウィーニー・トッドと名を変えてロンドンに帰ってきた理髪師は妻が毒をあおったこと、娘は悪徳判事の養女として幽閉されていることを聞き、理髪店の階下にあるパイ屋の女将と結託した猟奇殺人を繰り返しながら復讐の日を待つ。

というお話なんですが。
キャストはとにかくきれい。
ティム・バートンカラーのせいもあるんですが、生身の人間が演じているのにどこか人形っぽさというのか作り物らしい雰囲気が滲み出ていて、そのせいかカミソリで首を掻っ切るシーンもグロテスクなんですがホラーやスリラーではないんですねぇ。いや、直視はできなかったけどさ。
悪役二人がハリポタのスネイプ先生とネズミさん(ピーターな)だったのはかなりウケました(笑)

歌はくどいほどに各所にございます。つーか、台詞部分はほっとんどありません。
なのでミュージカルが嫌いな方はOPでドン引きされるんではないかとちょっと思ってます。
私でさえちょっと引きそうになったんで(慣れたけど)

ストーリーの鍵は素性のわからないあるキャラクター。
こいつの正体に気づいたらとんだ悲劇の始まりです。
ただの猟奇殺人復讐劇から後半はいくつもの愛憎が入り乱れた恐ろしい展開へ。
ラストは因果応報、そしていちばんしっくりくるそれなりに幸福な終わり方、なのかもしれません。
救いのないお話ではあるし、観た後は一時的に挽き肉料理が食えなくなることもあるかもしれませんが、妙な麻薬要素があるのはやはり映像美のせいなんでしょうねぇ。
何回見ても飽きなさそうと思うのはティム・バートン作品ファンだからなんでしょうか。今回は毛色が全く違う作品ですけどね(ファンタジー要素はほぼなし)

個人的に子役の男の子(どっかで見たことあると思うんですが違うんかなぁ?)とパイ屋の女将(ティム・バートン夫人らしい。うへぇ)がお気に入りでしたvvv
ていうか、女将見てると濱田マリさんを思い出す(笑)
絶対似てる!!
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魍魎の匣

2008/01/05 10:52
監督:原田 眞人
出演:堤 真一 阿部 寛
時間:133分
2007年作品 「公式サイト」

京極堂シリーズ最高傑作ともいわれている「魍魎の匣」が遂に映画化っっ!!

前作と比べながら見る方も今回が初めてという方も楽しめる作品となっております。
ただ、原作を読んでないと混乱する可能性もあるので予備知識は入れておいた方が安心して楽しめると思います。
やはり、京極堂シリーズを映像化するのって脚本起こしの時点で大変なんだなって思いますね。
今回の映画前半部はその試行錯誤がえらい表れていたと思います。
例えば人物紹介の如く「○○とXXと△△」みたいな感じでタイトルをつけて登場人物を登場させたり、京極小説でよく使われる「その3時間前」とか違う登場人物から見た同時刻の事件であるとかの見せ方とか。
最初は微妙に鼻につくんですが(いっそ、脚本に起こす時点で時間関係とか整理してストレートにいっちゃえばいいのに、と思ったくらい)慣れてしまえばまぁいいのかな? みたいな感じです。
まぁやっぱり難しいんですよ、映像化っていうのは。
あの分厚さを破綻させずにきれいにおさめた時点で原田マジックを褒め称えるべきだと思います。

雰囲気は前作に比べると乱歩ちっくになってます。
あれ、たぶん上海でロケしたせいなんでしょうね。
昭和28年代の街並みということだったんですが、やっぱり異国情緒が消しきれない部分はありますよね。
そこに違和感を感じなければ、不可思議なミステリーという形で映像美に魅せられること請け合いです。
雰囲気と作品の描き方だけを見たら完全にこちらの勝ちです。前作とは比べものにならん。
但し、京極堂の店構えであったりとか、眩暈坂だったりとか、そのあたりの原作への忠実さは前作の方が上ですね。
で、関口はどちらがよかったかというと……原作に忠実にいくなら前作の勝ちかな?
このへんは意見の分かれるところだと思います。

個人的に見どころは京極堂VS寺田 兵衛!!
ここで京極堂の陰陽師らしい迫力がそらもう素敵に堪能できます!!
禹歩(うほ)っていう陰陽道独自のステップを実際にスクリーンで見ることができるんですよ。
基本、北斗七星を象るとかなんとかいろいろあるんですが、陰陽道&道教ヲタとしてはそらもう有頂天でした。
素敵すぎるっっ!!

こだわりやとしては今回非常に満足しております。
京極堂シリーズが大好きな方、是非どうぞ。
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ナショナル・トレジャー 〜リンカーン暗殺者の日記〜

2008/01/05 10:26
監督:ジョン・タートルトーブ
出演:ニコラス・ケイジ ジョン・ヴォイト
時間:124分
2007年作品 「公式サイト」

2004年に公開された「ナショナル・トレジャー」の第2弾。
今回はリンカーン暗殺者のメモから紐解かれる財宝の在り処を巡ってスピード感溢れる頭脳戦が繰り広げられます!!

前作とは切り離されたお話になっていますので、こちらを先に観てから第1弾を観ても全然問題ないと思われます。
後半のスピード感に比べると前半は謎解きのピース集めなので、アクション大好きという方には多少緩く思えてしまうかもしれませんが、推理や謎解きが純粋に好きな方はこの高度な謎解きの面白さにハマること請け合いです。
トレジャー・ハンターって面白いです、いやほんとに。
謎の言葉の散りばめられ方とかあらゆる仕掛けとか、冒険心をかなりくすぐられます。

この作品のもうひとつの魅力は主要登場人物の魅力ですね。
ニコラス・ケイジ演じるベン・ゲイツもかっこいいですし(ていうか、ニコラス・ケイジほど作品ごとに違うイメージで登場する役者っていない気がする)助手の青年、彼女らしい女性などなど、会話を聞いているだけでも相当面白い。
特にお気に入りはベン・ゲイツの両親。
完全に仲違いしていて顔を合わせればツンケン、もう何年も口をきいてないくらいのがたがたの関係なんですが、端々に夫婦特有の信頼関係が見えるんですよね。なんか2人とも相当可愛いです。
この2人の夫婦漫才がもっと観てみたい。ふふり。

ラストはちっと不満が残る感じだったんですが。
いちばん不満なのは大統領だけが見られるという本の47ページに何が書いてあったのかということ。
どっかで見落としているだけなのかもしれないんですが、結局最後までわかりませんでした。
どなたか教えてくださるとありがたいです(苦笑)
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ALWAYS 続・三丁目の夕日

2007/11/14 23:06
監督:山崎 貴
出演:吉岡 秀隆 堤 真一
時間:146分
2007年作品 「公式サイト」


夕日町三丁目に住む彼らが帰ってきた!!
待望の続編です。

今回は前作から4ヵ月後という設定でお話が始まります。
しょっぱな、いきなりのゴジラ襲来で笑わせてくれますが、ええ、今回もちゃんと人情味溢れる古き良き時代の人々の何気ない日常が描かれております。
前作と違うところといえば、今回は大人たちのエピソードが多いということ。
戦争で戦友を失ったお父ちゃん、やはり戦争で恋人と添い遂げられず町で偶然再会してしまうお母ちゃん。
あの時代のお父さんお母さん世代って大なり小なり戦争で狂ってしまった時間軸ってのを持ってたんじゃないかって思う。
そういうところにも今回はスポットが当たってますよ。
あとは六ちゃんのエピソードも何気に光っておりますね。
子供たちの時間軸でいえば、突然一緒に住むハメになってしまうハトコの女の子。
かなりひねたお嬢ちゃんなんですが、彼女の日々の心の変化も見どころではないかと。
あとは主軸である茶川とヒロミさんと淳之介くんの3人がこれからどうなっていくのかということ。
ラストの展開はね、ちょっと都合よすぎんかい? というか辻褄としてちょっと首をかしげる部分もありましたが、そこに目を瞑りさえすれば間違いなく秀作です。

この作品、年配さんの反応が物語ってますよね。
素直に笑って感動して泣いてるっていう。そういう時代の物語なんです。
以前、記者会見で「前作と比べてどうですか?」という質問をキャストに投げかけていましたが、そいつぁ愚問ですね。
だって比べようがないんだもん。
あの前作の時間軸がそのまんま「次の日」くらいのまんまで繋がってるんですから。
あれがスクリーンの中の彼らの生きてる日常なんです。
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クワイエットルームへようこそ

2007/11/14 17:02
監督:松尾 スズキ
出演:内田 有紀 宮藤 官九郎
時間:118分
2007年作品 「公式サイト」

ある日、何故か睡眠薬と酒を一緒に飲んで精神病院の隔離病棟に入れられたお嬢さんの見た異常な世界の話。

異常な世界とは精神病院の中と患者とナースたち。そして逃げたかった現実。

普通に仕事してた筈のライターのねーちゃんが不思議な演出から気がついたら精神病棟のクワイエットルーム(精神を刺激しないように四方天井床全部が真っ白い壁で囲まれた閉鎖部屋)にいたところから物語が始まるわけですが。
実際に取材に行ったわけではなく、元患者などの証言などを元にして作り上げられたんだそうですね、あれ。
なので、概ね精神病棟はああいう描写で合ってます。
この映画で何をわかれと言えばいいのか非常に悩みますが。
睡眠薬自殺ってこういう感じというのはきちんと描かれてますし、全体的にライトに描かれてるのでトラウマを刺激する要素はそんなに多くなく普通に見ることができますね。

患者たちの中にあるオチを楽しむのがいちばんいいんだと思います。
まともそうに見えても思想が違う方向に行ってしまっているが為に正常な世界に戻れないとか、普通に退院していった知的ノーマルな女性が再度自殺未遂で運ばれてくるというラストでの皮肉とか。
この物語に答えはたぶんないんです。
それぞれで見つけるべき。
感動する為の映画ではないし、笑う為の映画でもありません。
人間のとある側面を覗いてそのまま描いてみた映画、という言い方がいちばんしっくりするかもしれません。
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HERO

2007/11/14 16:36
監督: 鈴木 雅之
出演: 木村 拓哉 松 たか子
時間:130分
2007年作品 「公式サイト」

ドラマ版は観たことなかったのですが、前知識がなくても十分楽しめる作品となっております。
何と言ってもキャストが個性的で面白すぎます(笑)
そしてシメるとこはきっちりシメるチームワークのよさがいいですね。
法廷シーンでの「これは命の重さを決める為の裁判です」という台詞が今回のテーマ。
どんなに大きな事件でもどんなに小さな事件でも人が死ぬ、殺されるという背景にどれだけの人間の人生が刻まれているかということ。
被害者遺族がどんな思いでいるかとか、殺された人がどれだけ慎ましやかに生きていたかとか、衝動的に殺すということの罪深さをライトに問いかけてくれる作品となっております。

ドラマ本編とスペシャルのキャストもちまっと登場したりしますので、とりあえず余裕があるなら予習をしてから観るとよりベターです。
そうしますと登場人物が細部までわかりますし、ラストのハッピーエンドにもより思い入れが出てくるかもしれません。

娯楽エンタテイメントとしてお楽しみいただければ。
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夕凪の街 桜の国

2007/08/06 17:17
監督:佐々部 清
出演:田中 麗奈 麻生 久美子
時間:118分
2007年作品 「公式サイト」

8.6 ヒロシマ原爆を題材にした物語。
今までと違うのは昭和20年8月6日を迎えて終わるのではなく、昭和20年8月6日から始まるということ。
厳密に言うと13年後。
戦争の傷痕も徐々に薄らいできたと思われる昭和33年が最初の舞台です。
ここでは原爆のトラウマを抱えながら生きる一人の女性がクローズアップされて描かれます。
自分はたまたま倉庫に荷物を取りに行っていて、同級生の殆どが運動場で死んだ中、ほとんど無傷(腕にケロイド程度)で済んでしまった。
妹も大火傷で、見つけて背負って帰る途中、自分の背中で息を引き取った。
父親は骨も見つからなかった。
母親は助かったもののひどい火傷で目も潰れている有様だった。
地獄を目に焼きつけ、耳に救いを求める声を残したままで、歩く度に瓦礫と死体の感触を覚え、自分が生き残った負い目を常に感じながら生きる日々。
そして、やっと幸福を受け容れられるところまで来た時に原爆症であっという間に亡くなってしまう。
死ぬ前に遺す言葉は軽やかなのにとても言葉が重くのしかかります。

原爆の爪痕は昭和33年を過ぎてもまだ続きます。
被爆者と結婚してできた子供は被爆二世と言われます。
今度はその被爆二世の女性の話に移ります。
父と母が結婚するに至るまでにどれだけの葛藤があったか、それと同じ葛藤を現在弟が味わっているという事実、そして自分もいつ遺伝で原爆症が表に出るのかという不安と戦わなきゃならない不安。
入市被爆のせいで放射能は患者と一緒にいるだけで伝染るという偏見が生まれたり、被爆者は短命だからとか遺伝で子供に影響が出るからと、恋愛や結婚では随分と差別もあったらしく。
原爆の死の連鎖はどこまでもどこまでも延々と続いていくのだ。

違う切り口で見た原爆の映画、めちゃくちゃ泣きました。
悲惨なシーンはどこにもないのですが、心にがつんと来て、ラストまで見ると声をあげて泣きたい感覚に襲われます。
ヒロシマの描き方もめちゃくちゃ丁寧でした。
広島弁を大切に役者さんたちが口にしてくれたことが何よりもリアルを与え、映画を本物にしてくれたのだと思います。

8.6を学ぶには最良の映画です。是非是非ご覧になってくださいませ。
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

2007/08/02 09:43
監督:デヴィッド・イェーツ
出演:ダニエル・ラドクリフ  ルパート・グリント
時間:138分
2007年作品 「公式サイト」

ハリー・ポッターシリーズもとうとう5作目。
子供たちもすっかりと大きくなって立派に思春期の少年少女。
初期とは違う雰囲気、子供らしさよりも宿命に立ち向かっていくシリアスさがより濃くなったのではないでしょか。

いやぁ、しょっぱなから演出が怖い(笑)
吸魂鬼に襲われるシーンはホラー映画のようで一瞬入る映画館間違えたのかと思いました(笑)
原作のストーリーをだいぶ忘れてたんですが、まぁ忘れてても大丈夫だったところを見るとなかなか押さえるところは押さえてたんではないかと思ってます。
なんというか、原作の暗さが相当にえげつなかったぶん、ソフトに仕上げてくれてありがとうと言いたいくらいです。
ハリーのひねっぷりがあれだけで済んでたのは奇蹟に近いですよ。
原作どおりだったらめっちゃ嫌な奴ですもん、前半が。
で、アンブリッジ先生はものごっつい原作どおりで相当ウケました。
うわー、ハマりすぎです。あの甲高い笑い声とか、あの方マジすげぇ(笑)
変人ルーナもぴったりでしたねぇvvv
なんか千秋っぽかった(笑)口調もどこかぼーっとしてて可愛いvvv

ラストの描き方は私的にはよかったんでないかと思ってます。
これも原作よりは相当ソフトな戦闘シーンになってましたね。
ネビルとか、特にロンも原作ではかなりずたぼろにされちゃうんで(ロンの骨折シーンがなくてよかったと思ってる過保護な私……)
ヴォルデモートとダンブルドアの戦いを引き立たせる為のお膳立てだった可能性もありますが。
別に違和感とか憤りはなかったんですが、余裕あらばシリウスとの信頼関係と別れをも少し強調してもよかったかなぁ、という感覚も多少あります。
ものすごーいさりげなさすぎな一瞬と最期だったんで。

原作付の映画でこれだけの出来なら上等だと思います。うん。
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ダイ・ハード4.0

2007/07/04 23:05
監督:レン・ワイズマン
出演:ブルース・ウィリス ジャスティン・ロング
時間:129分
2007年作品 「公式サイト」

高層ビル、飛行場、ニューヨークと来たら次はアメリカ全土だぜっ!!べいべーっっ!!

ということで、12年ぶりとなる第4の敵はサイバーテロ。
交通網、電気ガス水道、コンピューター、あらゆる機関がハッキングされて全米大混乱。
ハッカーの青年を連れて行けばよかっただけの筈が、何故か今回も命狙われてます、ジョン・マクラーレンっっ!!
今回も相当ツイてないのに悪運はやっぱり最強!!
そりゃもう何でもありの痛快アクション!!
細かい突っ込みは野暮ってもんです。
ジェットコースターのようなスピードアクションとサイバー頭脳戦を一気に楽しんでいただければ気分は爽快ですvvv

51歳のマクラーレン刑事はなんと奥さんと離婚しちゃってるわ、娘には邪険にされるわで私生活も相当ツイてない。
だけど、やっぱり身内の為に身体張っちゃうんですよねぇ。
あの年齢であのド派手なアクションはブルース・ウィリス健在の証ですね。
もうとにかくすげぇ。
そして娘のじゃじゃ馬っぷりに乾杯♪
どっちに似たのか詮索したらおもろそうな予感満載ですが、さすがマクラーレンの娘、敵に捕まってもただでは起きないツワモノです。

アクション映画としては異例(?)の長さですが、たるみの時間は全くなし。
スリルを楽しみたい方は観て損はなしっっ!!
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パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

2007/06/04 10:53
監督:ゴア・ヴァービンスキー
出演:ジョニー・デップ オーランド・ブルーム
時間:170分
2007年作品 「公式サイト」

パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ最終作!!
前作からのメンバーに新しい登場人物も加わり、どうなるかわからないぜ、どう展開するんだこの物語っっ?!

てなとこですが。
感想としては「残念無念また明日」という感じです。
登場人物は相変わらずおもろいんですよ。
ジャック・スパロウは相変わらずだし、ウィルは苦労人だし、エリザベスは更にじゃじゃ馬度が増してるし。
新キャラの海賊たちや初登場のジャック・スパロウの父ちゃんも一癖も二癖もありながらかっこいい。
でも、ラスボスとの戦闘がどうし・て・も、迫力に欠けてる上に説得力がなく、結果としてあれだけ壮大なスケールで描いた冒険活劇がぷしゅるるるるぅとしぼんでしまったわけですよ。
いやもう、本当に残念です。

敗因はラスボスを2つ作ってしまったことでしょうね。
東インド会社とデイビィ・ジョーンズ。
おかげで2から3にかけて話を無駄に長くさせてしまうことになり。
これねぇ、中だるみと無駄があるとすれば東インド会社のエピソードだと思うのですよ。
だって本筋とほぼ関係ないし。
削っても違和感ないと思いません?
デイビィ・ジョーンズと今回出てきたカリプソとの関係に焦点を当てていけばもっとシンプルでしかも最後までおもろく楽しめる作品になったと思うのですが。
何故ラスボスを2つ用意する必要があったのか、そっちの方が私には疑問です。

でも見どころもたくさんあるのですよ♪
ラスボス戦はあっけないですが、今回は戦闘シーンが際立ってかっこいいです。
あと、ワンシーンだけデイビィ・ジョーンズの素顔が見られるシーンがありまして。
おじさま大好きの僕のハートは一気に鷲掴みでしたvvv
それと……海の墓場におけるあっちにもこっちにもジャック・スパロウのシーンは不気味ながら面白いかも(笑)
お気に入りのシーンはエリザベスの号令でそれぞれの海賊たちが旗を掲げるシーン!!
旗をバックに構えたそれぞれのキャプテンがめちゃくちゃかっこいいんですよ!!
これの前のシーンの海賊会議で相当な馬鹿っぷりを披露されてたぶん、かっこよさが引き立って素敵でした!!
「これぞパイレーツっっ!!」と言える冒険活劇のわくわく感を一気に頂点まで持っていってくれます!!

ちなみにこれ、EDクレジットの後に10年後が描かれております。
まぁ、興味がありましたら最後までご堪能下さいにゃ(笑)
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俺は、君のためにこそ死ににいく

2007/05/31 00:25
監督:新城 卓
出演: 岸 惠子 徳重 聡
時間:140分
2007年作品 「公式サイト」

製作総指揮は石原 慎太郎氏。
慎ちゃん節炸裂の超硬派でありながらしっかりしたリアル感のある作品です。

知覧飛行場。
空軍として訓練を受けていた若者を特攻隊とし「日本は屈せず」のスケープゴートに利用しようとした軍上層部。
物語は戦時中の特攻第1号が生まれるところから始まる。
上手い飛行機乗りに特攻させて特攻の成果の手本を示せば後がついてくるという算段だ。
ということで、この特攻から日本は意地になっているかの如く若者をどんどん呆れるくらいに死地へ旅立たせることになる。
それを特攻隊員の若者たちと交流の深かった鳥濱 トメさんの視点からスポットを当てながら隊員たちの様々な姿や生き様が描かれていく。

現在、知覧の資料館に展示してある遺書。
あれがどれくらいトメさんや挺身隊・学徒のお嬢さん方に守られながら運ばれたものであるか、特攻隊の彼らがどのような覚悟で、どのような思いを抱えながら死地へ赴いて行ったのか、生き残った元特攻隊員の方々がどれだけの苦悩を抱えて生きたのか、そういうことが歴史的な事実として淡々と語られていきます。
世界大戦当時の映像がドキュメンタリーのように使用されている場面もあり、かなり史実とトメさんの見てきた真実に忠実に作ってあるようです。

どちらかというとクリント・イーストウッド監督の「硫黄島〜」と視点的には似てるかも。
戦争の愚かしさと意味のなさを存分に物語っている。
トメさんのお話を元に構成したということからか、記憶の断片がいろいろあるような作りになっていて人によっては話についていきにくい方もいらっさるかもしれませんが、内容としては良作だと思っています。
これ、タイトルに騙されちゃうんだと思うんですよねぇ。
死を美化なんて全然微塵もしてないですから。自己犠牲の押しつけも一切ないし。
B’zの歌ってる主題歌(「永遠の翼」という曲です)から歌詞を引用してつければいいのになぁ、なんてちょこっと思ったんですが、どうでしょう?
アンチ慎ちゃんとか、そういう先入観を持たずにきちんと作品として見られる方はどうぞ♪
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ミリオンダラー・ベイビー

2007/05/22 12:00
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド ヒラリー・スワンク
時間:133分
2004年作品

これをただのボクシング映画だと思うとラストで予想以上に泣いてしまうぞ!!

薄幸の中、ボクシングに希望を見出す女性。
娘に拒絶され、育てたボクサーにまで裏切られた老トレーナー。
互いにひとりぼっちの二人が出会い、ボクシングを通じて心を繋いでいく。
32歳という年齢をものともせず勝ち続ける女性ボクサー。
待ちに待ったタイトル戦がやってきたが、相手は反則技で有名な凶悪女性ボクサーで……。

素人がボクシングでどんどん身体を鍛えていく過程、身体の動き、技術。
ボクシングは血生臭いものだと思っていましたが、そういう観点を覆してくれるかっこよさ、そしてプライドという気高さを洗練していくトレーニング。
どんどん二人のスピード感に魅了されていきます。
が、その栄光を奪う卑劣な一撃。
前半がスピードに彩られているのに対し、後半は時間が止まったかのような永遠の沈黙。
ラストの二人の選んだ選択があまりに切なくて、でもそれしかもう選べなくて、悲しくて痛くてたまりません。
穏やかな笑顔で永遠の眠りにつく。
自分の育てた人を自分の手で葬ることのつらさは計り知れないものがあるでしょう。
二人の固い絆を見せつけられます。

クリント・イーストウッド監督独特の飄々とした空気で紡がれたこの作品、しみじみと味わってくださいませな。
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スペースカウボーイ

2007/05/19 16:43
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド トミー・リー・ジョーンズ
時間:130分
2000年作品

やんちゃなオヤジたちの超かっこいいアクション映画!!
粋じぃの真髄を見よっっ!!

若き日に宇宙飛行士になり損ねた元空軍のおじさまたち。
現在はロマンスグレーでそれぞれが悠々自適な暮らしをしておったわけですが。
突如、ソ連の通信衛星の修理の話が持ち上がり、設計者であるおじさまに声がかかり、おじさまはここぞとばかりに空軍時代のチーム全員で宇宙に行こうと決意する。
宇宙に行くには現役の宇宙飛行士と同じテストをパスしなきゃならない。
60代のご老体だけど若い奴らにゃ負けちゃいないぜ!!
いざ、宇宙へ出発っっ!!
が。
その通信衛星にはとんでもない秘密がっっ!!
さぁ、チーム・ダイダロスは無事に地球に戻ってくることができるのかっ?!

一見、宇宙に飛んで終わりかな?と思いきや、宇宙に行ってからがこのオヤジたちの真のかっこよさの見せ所!!
若者なんてものともしない実践的経験とチームワークのよさで次から次へと難題をクリアーしていく勇姿はめちゃくちゃかっこいいです!!
ある意味、自分を誇示したくて暴走する若者約一名もちょこっとした人間の縮図を感じたりさえいたします。
ラストは「Fly me to the moon」
意味は見てみたらわかる。
誇らしさと切なさにちょっとほろっときちゃうかもしれません。

夢を忘れないおっちゃんたちに!!オススメ!!
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ポーラー・エクスプレス

2007/05/18 16:39
監督:ロバート・ゼメキス
出演:トム・ハンクス ノーナ・ゲイ
時間:100分
2004年作品

トム・ハンクスが自分の子供たちに読み聞かせていた絵本を映画にしたいぞ!!ということでできあがったこの作品。
夢とメッセージに満ちた素敵なCGアニメーションとなっております。
この作品中でトム・ハンクスは父親、車掌、ホーボー、サンタさんの4役に挑戦されており、その個性的な演じわけも注目です♪

「サンタさんって本当にいるの?」
そんな疑問を持ち始めた少年の目の前に止まった北極点行きの「ポーラー・エクスプレス」
「乗るの?乗らないの?」
迷った挙句、少年は意を決して急行に乗り込み、大冒険を繰り広げる!!

アニメーションだからこその夢のある演出、数々のハプニングがもう面白い!!
車掌さんがすごく味があって、切符に文字を器用に切符切りで刻んでくれるんだけど、これの意味がわかった時に思わず「へぇ〜」って思っちゃいます。
ポーラ・エクスプレスの旅は夢の体験だけじゃなくて、何かを知ったり学んだりもして帰れるんですね。
サンタさんを信じることができないでいる主人公はなかなかサンタさんのソリの鈴の音が聞こえません。
やっと聞こえるようになった時は見てるこちらも何だか嬉しくなる。
僕たちには鈴の音が聞こえるかな?
いつまで鈴の音を聞いていられるかな?

クリスマスにオススメの1本。
お子様に是非是非vvv
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SAW2

2007/05/17 09:52
監督:ダーレン・リン・バウズマン
出演:ドニー・ウォールバーグ ショウニー・スミス
時間:100分
2005年作品 「公式サイト」

「命を粗末にするな」というメッセージをどぎつく伝える衝撃サスペンスホラーの第2弾。
今回の犠牲者は若者複数名。
共通点はある刑事。
さて〜…彼らは無事に脱出できるのでしょうか?
そして共通点に挙げられている刑事は若者たちと一緒に拉致られている息子を救出できるのか?
要は、とにかくゲームには逆らわないこと。
難しいことでも簡単なことでも、とにかく焦った方が負け。
奴らのルールに絡め取られた瞬間から私たちは逆らえぬ傀儡と化す。
人間に戻るには、ゲームに勝つこと。でなければ死だけが待っている。

ちょっと今回は犯人である末期癌患者のおっちゃんの言い分にむかつきも覚えたんですが(親子ってそう単純な感情で割り切れるもんじゃないし)
大きな筋としては前回と同じ。
ただ、1のエピソードがところどころに散りばめられているので、1を見てからこちらを見ていただいた方がよろしいかと。
いやぁ、前回もラストで犯人の意外さに驚きましたが今回もちょっと驚きましたねぇ。
まさかあなたが感化されてるとは(笑)
終わり方も前回と同じという皮肉がまた嫌味で何ともなぁ……。

どぎつめのホラーやサスペンスが平気な方はどうぞ〜。
血や暴力的なものがダメダメな方はご遠慮の方向で。
私は現時点で気分悪くて弱ってます……。
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オリバー・ツイスト

2007/05/16 21:34
監督:ロマン・ポランスキー
出演:バーニー・クラーク ベン・キングズレー
時間:129分
2005年作品 「公式サイト」

孤児の少年のオリバー・ツイストは、可愛い容貌と華奢な身体つきのせいなのかどこへ行っても虐げられ、踏みつけにされ、ボロボロにされて。
相当嫌気が差したオリバーはある日脱走し、一路ロンドンを目指す。
辿り着いたはいいものの、行き倒れ寸前のところをスリ集団の少年の一人に助けられたことでオリバーはスリ集団の一員に加えられることに。
スリの技術がある程度ついたところで外に出してもらえるようになったが、スリ仲間の失敗に巻き込まれ、いきなり警察に濡れ衣で突き出され。
が、そこで何の奇蹟かお金持ちの紳士に拾われ、オリバーの生活は一変する。
やっと掴んだ平穏な幸福。
でも、スリ集団の秘密を知っているオリバーをスリ集団が放っておくわけがない。
結局連れ戻され、オリバーはまたもやの犯罪者グループに囲まれての生活に。
果たして、薄幸少年オリバーに幸福はやってくるのか?!

映像の美しさにしょっぱなから引き込まれます。
まるで絵本か何かを見ているかのような雰囲気。
でも内容は進めば進むほどダークサイドに突入していき、泥沼のような裏街道を嫌になるほど満喫できます。
オリバーが本気でかわいそうになり、本気で応援してやりたくなります。
一応、ハッピーエンドではあるのですが、微妙な後味の悪さもちょこっとあったりします。
純粋にオリバーが幸福になるように祈りたくなる作品です。
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眉山

2007/05/16 20:41
監督:犬童 一心
出演:松嶋 菜々子 大沢 たかお
時間:120分
2007年作品 「公式サイト」

皇后さまも大絶賛のこの作品。
舞台は徳島。
母と娘の関係と女としての生き様と。

最初は宮本 信子さん演じるおかんの圧倒的な存在感とアクの強さにビビりますが(笑/でもそれくらいすごいんだよ!!)
そのおかんの生き様を輪切りにして見てしまった時、娘は母を一人の女性として意識し、その生き様と心を理解した時、初めて涙する。
まるでこわれもののようなもろさと、それを内包する強さに見守られるような感じで物語に惹き込まれていき、ラストの30年ぶりの再会はものすごく感慨深いものが胸をよぎり、思わず涙してしまいます。

好きな人が医者だった、ということから、おかんは献体を志願している。
この「献体」というのは医大生の勉強の為に死んだ後の身体を提供することなんだけれども、それについても考えさせられる場面があります。
そいえば、献体となる方は生前のうちにメッセージカードを書き記し、医大生はそのカードで献体者の思いを理解してから解剖に用いるのだそうで。
おかんが遺したメッセージカードも何気にキーワードだったりします。

いやぁ、とにかく宮本 信子さんが素晴らしいっっ!!
タンカを切ってもめっちゃくちゃかっこいいし、人形浄瑠璃の謡いが素晴らしいっっ!!素晴らしいの一言で片づけることができないくらい絶賛に値する演技をされておられます!!
さすが伊丹 十三監督の大切な宝もの。失ってはならない大女優ですvvvvv
作品自体もとても素晴らしいです!!
内容的に三十代以上の方でないと感情移入は難しいかもですが、是非!!
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ラストエンペラー

2007/05/15 11:37
監督:ベルナルド・ベルトルッチ
出演:ジョン・ローン ジョアン・チェン
時間:163分
1987年作品

清朝最後の皇帝・溥儀の物語。
3歳でいきなり親から引き離されて皇帝にされ、城から出ることは許されず、思春期を迎える前には乳母からも引き離され、母が死んでも会いにさえ行かせてもらえなかった。
寂しくても悲しくても泣いたところで「あなたは皇帝です」の一言で片づけられる。
孤独なんて生易しいものではなくて、いつの日かその生かされ方にも慣らされ、若い皇帝は時代に翻弄されていく。

革命の折、満州の出身であったことから21歳で城を追われ、満州人であったことを日本に利用され、彼は傀儡皇帝への道を歩むことになる。
全ては自分の一族たちに非道な行為を行なった中国を粛清するが為。
が、気がつけば傀儡皇帝にあるのはかりそめの地位だけで、権力は全て日本が握るようになり、気づいた時にはもう遅く。
妻も気が触れてしまい、自責の念にかられながら、戦争が終わったと同時に戦犯として捕らえられ、出所したのは53歳になってから。
自殺も止められ、死ぬこともできず、自分の思いも信念も空回っていく人生。

拘置所から出て、外の土を踏んで、彼は何を思ったんだろう。
自分が追われた城は今や中国の重要文化財。
孤独で、寄ってくる人間には利用され、何も残らなかった人生。
彼が私たちに残したものは何だったのか。

あの年代では珍しいと言える異例の160分という長さですが、たるみの部分はほぼないですね。
時間いっぱいを使って溥儀の人生を描いております。
中国映画なのに登場人物が皆英語で喋ってるのが微妙に違和感なんですが(これも時代のせいだよね、きっと)そのへんを気にしなければ本当に大作。
坂本 龍一さんの音楽もあの時代から美しいvvv非常に作品に合っておりました。
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プロデューサーズ

2007/05/14 22:49
監督:スーザン・ストローマン
出演:ネイサン・レイン マシュー・ブロデリック
時間:134分
2005年作品 「公式サイト」

ものごっついサイテーな作品しか作れないプロデューサーがおりました。
ある日、彼の事務所へ現れた青い毛布の切れっ端が手放せない幼児衝動アリの会計士が一言。
「へぇ〜、大コケしたら逆に出資金ちょろまかして得することもあるんですねぇ」
この一言でお馬鹿なプロデューサーの心に火がついた!!
どうにかして会計士を仲間に引き込もうとあれやこれやとしつこく付きまとうっっ(笑)
最初は迷惑がってた会計士、それでも自分の夢を諦めきれず、悪の道にというよりプロデューサーの仕事がしたくて思いきってトラバーユを決意!!
わざと大コケさせる舞台を作る為に集められたもの。
最低最悪の脚本!!
ゲイ大好きなありえない演出家!!
イカれた役者さんたちっっ!!
さぁ、これで舞台は1日でお蔵入り決定の筈っっvvv
だがしかしっ。
これが予想外のロングラン大ヒットおおおおおおっっ!!!!!
……ちょろまかした出資金!!どうするどうなるプロデューサーズっっ?!

という、どこまでも阿呆で笑いが止まらないミュージカル映画でごじゃいます。
これ、ブロードウェイミュージカルを映画化したもので、なんと主役の2人はブロードウェイの初演キャストさんなんだそうですよ!!
そりゃ上手い筈だってば。ノリと演技と歌と、そらもう最高に楽しめますから!!
ミュージカルとコメディが大好きな方は是非是非ご覧下さいませ!!
これ、スタッフロールの後にもミュージカルらしいちょこっとしたEDが入ってますからね。
見逃さず、最後まで美味しく堪能しちゃって下さいvvv
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きみに読む物語

2007/05/14 22:48
監督:ニック・カサヴェテス
出演:ライアン・ゴズリング レイチェル・マクアダムス
時間:123分
2004年作品 「公式サイト」

痴呆症の老婦人に若者たちの恋物語を読み聞かせているおじいさん。
彼の話す恋物語の若者たちは、幼いながらも本気で愛し合い、離れたりすれ違ったりを繰り返しながらも互いに強く惹き合いやがては結ばれる。

実はこれ、二人の思い出なんだけど、老婦人は痴呆症なので自分たちのことだと気づいてない。
おじいさんは思い出してくれることを願って毎日恋物語を読んで聞かせる。
最後には少しの間だけ記憶が繋がって互いの思いを確かめ合えるのだけど、痴呆症状が戻った瞬間、老婦人にとっておじいさんは見知らぬ他人になり、途端に怯え出してしまう。
切ない。
果てしなく切ない。
二人が辿ってきた今までも切なくて愛しくて涙が零れるけれど、自分を見て怯える老婦人を見て涙を流すおじいさんもめちゃくちゃ切ない。
ラストもそりゃもう泣けます。
恋愛なんて若いうちしか描かれないものだけど、生涯を、年くっても、ずっとずっとをこうして愛し合って生きていけるなら、それはとても素晴らしいと思う。
若い人にも、年配の人にも、是非一度は見ていただきたい作品です。
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